- 2009年9月29日 19:01
- Information Architecture
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名古屋にある大学のサイトです。なかなかボリュームがあり、分析するのがちょっと大変でしたが、上手くポイントを洗い出すことができたのではないかと思います。
名古屋学院大学
- デザイン
- 名古屋学院大学では、タブインタフェースが積極的に使用されている。ホームページ、各ランディングページ(カテゴリーページ、サブセクション開始ページなどとも呼ばれる)の最新情報、お知らせなどで主に使用されており「今どこにいるのか」が分かりやすくなっているが、それよりも重要なのは関連のある情報をグループ化して提示しているという点だ。タブインタフェースにすることで、それぞれの情報に関連性があるということを明示し、より直感的な操作を可能にしている。また、それぞれの情報が比較、或は同時にアクセスする必要のない情報であるという点にも注目したい。もしも、各パネルを比較したり、同時に閲覧する必要がある場合、前者は都度パネル間を行き来しなければならないし、後者はそもそも不可能であるため、ユーザーにフラストレーションを与えてしまう可能性がある。他にも、横幅の限界値やラベルの文字数制限など、スケーラビリティの問題もあるので、そうしたナビゲーションのメカニズムを良く理解してから採用を検討する必要があると思う。
- 情報構造
- 成功するナビゲーションを設計するためには、対象となるユーザーグループ、必要とされている情報についての理解が不可欠になる。名古屋学院大学では、受験生以外のステークホルダー(受験生の保護者・卒業生・企業の採用担当者など)を明確にし、それぞれのユーザーに対して最適な情報をスムーズに提供できるように工夫している。グローバルエリアの『対象者別メニュー』では、各グループの情報ニーズ「ここはどこで、どのような情報があり、次にどこに移動すればよいのか」を特定し、それぞれの目的と期待に添った情報を提供している。受験生の方などを見ていただければ分かると思うが、新着情報、主要コンテンツへの誘導、適合型ナビゲーションの提示という構成になっている。適合型ナビゲーションとは、ユーザータイプに合わせて内容が変わる「適合型」のナビゲーションのことであり、この設計からも、ユーザーに対するメッセージが明確であることが分かる。また、ホームページでは、フッターエリアにサイトマップを表示している。求めている情報が明確なユーザーは、目的の情報に素早く到達したいと考えているので、情報量が膨大なサイトにおいては、効率性を高める良い手段ではないかと思う。
- ユーザビリティ
- ほぼ全てのページで「全画面印刷」と「本文印刷」ができる。企業サイトでは、アクセスページなどで用意されていることが多いが、名古屋学院大学などの情報系サイトの役割も担ったサイトでは、全てのページに対応するのが無難といえるだろう。また、アクセスページを見てみると、アクセスマップのPDF版をダウンロードすることができ、さらに高画質なマップが手に入る。
- アクセシビリティ
- 名古屋学院大学では、いわゆる「スキップナビゲーション」を採用している。グローバルエリアにある情報が、ページを遷移する度に読み上げられてしまうと、スクリーンリーダーを使用しているユーザーにとって障がいになる可能性がある。望ましいのは、グローバルエリアにあるナビゲーションの前に、コンテンツへのスキップリンクを設定し、ページ内を快適に移動できるようにすることだ。
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